現在フィットネスクラブの専属パーソナルトレーナーとして勤務しているのですが、コロナの影響をモロに受けています。
具体的には、会員数の大幅減少、休業、時短による勤務時間の削減が挙げられます。
自分の収入のい低下もそうですが、運動したくてもできない状態になっている人が間近にたくさんいることを感じています。
実際にこのコロナの影響でフィットネスクラブはどう変わったのか?
そして運動する人はどう変わったのか?
実際に色々調べてみたので紹介します。
スポーツ施設利用者数の推移
1回目の緊急事態宣言のあった2020年5月に大きく減少したものの、夏にかけて急速に回復しましたが、コロナ禍前の1月に比べ8割弱、2021年5月には6割程度にとどまっています。
ちょうどこの2020年5月ごろ、そして2021年の5月から一月の収入がゼロのときがありました。
緊急事態宣言で、ジムが完全閉館、休業となったので。
今も苦しいですが、このときは特に厳しかった(笑)
健康に対する意識
ぱっと見た印象としては、ウォーキングがめっちゃ伸びているのがわかります。
リモートワークの増加や外出自粛などにより、思うように体を動かすことができないことから、これまでよりも意識して運動する人が増えているのだと思います。
2020年に運動・スポーツの実施が増えた理由に「コロナによる日常生活の変化」が上がっています。
日常生活で、身体を動かす機会が極端に少なくなり、心身ともに影響が出やすくなっています。
それを予防するためにも、「屋外でできる運動」が増えてきているのではないかと考えられます。
確かに、コロナ前と比べるとウォーキングしている人をよく見かけるようになったように感じます。
一月あたり運動にかけた支出金額の推移
2020年、2021年の月別の動きを見ると、緊急事態宣言が発令されている時期は大きく減少するなど、コロナの影響は見られますが、2021年に入ってからは回復傾向にあることがわかります。
ただし、今回の緊急事態宣言により、もう一回グラフは谷に急降下していると思われます。
ただ健康志向の高まりもあり、実際の現場からも早くジムを使えるようになりたい、という声もよく聞きます。
なので今後、コロナ禍からの回復によっては、フィットネスクラブを利用する人が増えることも考えられます。
コロナ禍による大きな変化としましては、対面指導を避けたい利用者のために、自宅にいながらリモートで指導するタイプのものなど、利用者が生活に合わせてサービスを選べるようになってきています。
これはこれで利用する方も確かに増えてきていますが、「対面でしっかり指導してほしいと思っていながらもできない」人も多くいるのが現状です。
ジム倒産の推移
コロナ禍でジムに通う人は激減し、2020年度のフィットネス(スポーツジム)事業者の倒産・廃業は、過去10年で最多の26件に増加した(帝国データバンク調べ)
まとめ
ジムはこのコロナの影響により確実に大きなダメージを受けています。
2021年9月現在も緊急事態宣言により、営業時間は短縮営業となっています。
倒産、規模の縮小、スタッフの減収、リストラ、このような対応が多くされています。
そして運動志向は高まってきており、オンラインが主流になりつつあります。
密にならない対策が求められ、スタッフの削減もあり、最近ではジムで行う映像レッスンも行われています。
そうした取り組むの中、少しずつ運動する方も戻ってきている感じではありますが、一方運動する機会がなくなったという現場での「声」を多く聞きます。
少しでも多くの人に安全で取り組める運動を提供できるように、これからもトレーナーとしてできることはやっていきます!
そしてまずは自分のお客さんのために、運動できる場所を作りたいと思ったので、今は完全マンツーマンのジムを作ろうと動いています。