ストレスを感じるとなぜ甘いものを食べたくなるのか?

イライラして無性に甘いものが食べたくなって食べてしまった!!

こういった経験がある方も多いのではないでしょうか?

実際にお客様でもこのようなエピソードはよく聞きます。

これは脳内で快楽を求めているから。

具体的にはストレスにより、脳内の報酬中枢が刺激を求めでいます。

そして快楽をもたらす食事などの行動に対して強い欲求が生じ、甘いものは血糖値を急上昇させることができ、短時間で快楽をもたらすことができます。

もう少し詳しく説明していきましょう!

甘いものは快楽ホルモンが出る

甘いものを食べることで血糖値が上がり、一時的に気分が上がると感じるため、セロトニンの分泌が促進されます。

セロトニンとは、脳内で作られる神経伝達物質で、気分や情緒を調整する役割を持っています

ここで大事なのは一時的に気分が上がるということ。

一時的なので、また甘いものへの欲求がすぐに出てきます。

甘いお菓子やデザートばかり食べていると、体によくないことは皆さんご存知のことかと思いますが、このように脳が欲求することによって、食べてしまうんですね。

なので、大事なことは、このセロトニンを甘いもの以外で分泌させることができれば、甘いものへの欲求は少なくなってきます!

甘いものへの欲求の対処法10

ここでの対処法は、主にセロトニンの分泌とストレスホルモンを抑える行動をお伝えします。

1. 外出して自然に触れる(森林浴や散歩など)

自然に触れることは、ストレスを軽減するための有効な方法です。

自然環境に身を置くことで、心身がリラックスし、ストレスホルモンの分泌が抑制されます。

また、緑の色や自然の景色を見ることで、脳内でセロトニンが分泌されるという研究結果もあります。

森林浴や散歩は、日常生活からの刺激を離れ、リラックスする時間を作ることができるため、セロトニンの分泌につながります。

2. 日光浴をする

日光浴は、日光に含まれる紫外線が皮膚に当たることで、ビタミンDの生成が促進されます。

ビタミンDは、セロトニンの生成に必要な成分の1つであるトリプトファンの代謝を調節し、セロトニン分泌を促進する働きがあります。

3. 運動をする(有酸素運動が特に効果的)

運動をすることで、身体の中でセロトニンが増加すると考えられています。

特に、有酸素運動は、脳内のセロトニン量を増加させるための効果が高いとされています。

例えば、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳、ヨガなどが有効です。

運動はストレス解消にもなりますので、一石二鳥です!

4. ヨガや瞑想などのリラックスした状態を作る

ヨガや瞑想は、心身をリラックスさせるための効果的な方法です。継続的に行うことで、心身の健康を改善し、ストレスや不安を軽減することができます。

深い呼吸を意識したり、リラックスしたポーズを取ったりすることで、自律神経が整えられ、心身がリラックスします。

また、正しい姿勢や呼吸法を繰り返し練習することで、身体の緊張や不調和を改善することができます。
瞑想は心のトレーニング!その効果とやり方

5. 朝の日光を浴びる(毎日できること)

朝の日光を浴びることで、体内時計が整い、朝の眠気を覚ます効果があります。

また、朝に日光を浴びることで、日中に疲れにくく、夜にはスムーズに眠りにつくことができるようになります。

朝目覚めたら、まずはカーテンを開けるのを徹底しましょう。

6. 睡眠を十分にとる(7~8時間程度)

睡眠不足は、不安やストレスを増加させるとともに、身体の機能を低下させます。

毎晩7〜8時間程度の睡眠をとることで、身体と心の健康を維持し、ストレスに強くなることができます。
睡眠障害にならないために、睡眠の質をあげる10個の方法 最高の睡眠のために速く、深く、脳が眠るようになる枕!?

7. トリプトファンを多く含む食べ物を摂取する(バナナ、大豆、トマト、サンマ、納豆など)

トリプトファンは、セロトニンの原料となる必須アミノ酸であり、不足すると気分が優れなくなります。

トリプトファンを多く含む食べ物を食べることで、気分が改善することがあります。

代表的な食品としては、バナナ、大豆、トマト、サンマ、納豆など。

8. ココアや紅茶などのカフェインを控える

カフェインは中枢神経刺激作用があるため、過剰な摂取がストレスの原因となることがあります。

ですがカフェインには脂肪燃焼効果もあるため、ダイエットには効果的です。
コーヒーの4つの効果 ダイエットに効果的な理由とは!?

ここで伝えたいことは、過剰摂取はダメだということ。

目安として1日3杯までが良いでしょう。

ダイエットをしている、でも甘いものも食べたくなってストレスを抱えている!

という方は、カフェイン摂取は、晩ご飯後や就寝前は控えるようにしましょう。

9. 水分を十分に摂る(脱水するとセロトニン発生率が低下)

脱水すると、セロトニンの発生率が低下することがあります。

水分不足はストレスの原因にもなるため、普段からこまめに水分を補給することが大切です。

1日に2リットル程度の水分を摂るようにしましょう。

10. 人と会話する、またはコミュニケーションを取る

人とコミュニケーションを取ることは、ストレスを軽減するのに役立ちます。

趣味のサークルに入る、親しい友人とご飯に行くなどが個人的にはおすすめです。

コミュニケーションを取り、楽しく会話することは心身ともの健康に大事です。

まとめ

ストレスで甘いものを食べたくなる原因は、ストレスによって体内の血糖値が低下し、糖分を補充したいという欲求が生まれることが原因です。

対処法としては、栄養バランスのとれた食事を心がけて血糖値を安定させ、ストレス解消に効果的な運動やリラックス方法を取り入れて心身をリフレッシュすることが大切。

また、甘いものを食べる場合は、食べ過ぎに注意し、果物などの自然な甘みがあるものを選ぶようにしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です